シチズン ジェット ルーキー 修理事例｜分解掃除・ヒゲゼンマイ修正

シチズン ジェット ルーキー 修理事例｜分解掃除・ヒゲゼンマイ修正

今回はシチズン ジェット ルーキーをお預かりさせていただきました。
時計を振るとカラカラ音が鳴っていたようで、ある日を境に自動巻きのロータが回らなくなったようです。

↑こちらが外周式ボールベアリングローターです。
巻き上げ時の音がジェット機のように激しい音がします！
巻き上げ効率が良く、外周式なので当時の自動巻に比べて驚異の薄さを実現しております。

このロータを止めているネジが外れてロータと機械の間に挟まり動きを止めていました。
こちらはネジを取り除くだけで簡単に治りました。

↑精度は測定できないほど悪くなっていました。
精度に影響のあるヒゲゼンマイが大きく変形していました。おそらく外れたネジが接触して悪さをしたのでしょう。
ヒゲゼンマイの修正により精度の改善しました。

1962 年に発表されたシチズン「ジェット ルーキー」。
「ジェット オートデーター」から手巻き機能を除いたモデルで、
外周式ボールベアリングローターを備えた国産自動巻き機構を搭載し、手巻き機能を省いた設計により、抜群の巻上げ効率とスッキリとしたケースフォルムを実現。

筆記体で描かれた「Citizen Jet Rookie」のロゴや、中央が放射仕上げ・外周がサテン仕上げの２トーン文字盤など、細部にまでこだわりが光ります。普段使いからフォーマルまで、シーンを選ばずに着用できる、国産ヴィンテージの真価を体感できる一本です。

ヴィンテージ自動巻きのジェット ルーキーは、

• 手巻きなし＝自動巻き効率が命
• パーツ供給が少ないため早期対応が大切

定期メンテナンスは、故障リスクを減らし、将来価値を守る上でも非常に重要です。

時計修理工房　円　(まどか)ではできる限りメーカー純正部品の使用を推奨していますが、
コストや納期のご要望に応じて、品質を確認した社外互換部品のご提案も可能です。
選択肢をご提示し、事前に内容と価格をわかりやすくご説明いたしますのでご安心ください。

時計修理工房 円は、他店で断られてしまった時計でも、まずは「どうすれば直せるか」を考える修理工房です。
古い時計・海外ブランド・生産終了モデル・パーツ欠品の難修理もご相談ください。
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